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１月 臨海公園で撮りました。
今月は寒い日が多く、１５度以上になると活発に動けるようになると言う変温動
物の昆虫を見付けるのに一苦労でした。でも昆虫仲間のお陰だったり、居るは
ずだと梅林をジッと眺め廻したりしている内に見えて来て、何とか纏まりました。
コメント
クロヤマアリ 日常よく見かける黒アリで、３月下旬に深さ１ｍ程の巣穴を開き、晩秋までせっせと働き、
冬には巣穴を閉じます。主に、アリマキの出す甘露や花の蜜・昆虫の死骸等を食べる。
同じくクロオオアリ （♂を除き大きい） に比べ、胸部の背縁が二山になるので区別が容
易。なお全てのアリは女王・ワーカー （働きアリ） 等に分化し、１万匹を超える集団で生
活しています。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
クロヒラタアブ 成虫越冬なので、今の寒い時期でも陽の当たる場所で吸蜜活動 （アリマキも食べる）
する個体が良く見られます。近似種のホソヒラタアブ （Ｈ２３．１月分参照） は腹部の地
が黄色で複眼が赤いので、見分けが易しい。これは分布域が広いのに個体数はそれ程
多くないとの事、でもここ数年・当地では目立って増えて来た感じがします。
ウラギンシジミ秋型の越冬 越冬時は、概ね単独でカシの木等の葉裏に停まり、翅を閉じ触角を翅の中
に仕舞って寒さを凌いでいます。前翅先端が尖っているので晩秋に羽化した個体で、後
翅のカットされたＶ字は鳥の攻撃を受けた痕かと。♂の翅表はオレンジ色・♀は青白色、
飛んでいる時は裏面の銀白色がチカチカと白く光って見えます。食樹は、フジ・クズ等のマ
メ科植物。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
オビカレハの卵塊 ６月に羽化したオビカレハ （身近な蛾の１種・♀４０〜４５mm） が、食樹の一つ・梅
の枝にリング状にかためて産んだ卵塊です。春に孵化した幼虫は枝間に糸で幕を張って
群生 （別名テンマクケムシの由来） し、終齢になると分散します。バラ科 （ウメ・サクラ
・モモ・リンゴ・バラ）・ヤナギ科・ブナ科など、食性の範囲は広い。・・・・・
