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２月 臨海公園で撮りました。
この２月は特に寒い日が多く、日中８度＆風の吹かない陽だまりでやっと
アブ・ハエなどの双翅目に出会える程度でした。初見のマツヘリカメムシは
、そんな日の観覧車北西部で見付けました。従って成虫は１枚のみです。
なおナガコガネグモの成体♀は、８月分に載せていますのでご参照ください。
コメント
オオカマキリの卵のう 卵のうは暑さ・寒さ・乾燥・湿気を防ぎ、外からの衝撃を吸収して中の卵をしっか
り守っています。これは釣鐘状で３５mm前後、中に１００〜３００卵が有り・４月中旬〜６月
初旬頃２〜３回に分けて孵化します。このカマキリはこの公園で一番多く、産卵場所は地
上５０〜１５０cmの草木の先端部か細めの枝が主、でもハラビロは太い幹か高所の細枝
にが多い・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
マツヘリカメムシ 北米原産の帰化昆虫の１種。２００８年に初めて東京で記録され、その後、神奈川・
埼玉そして２０１１年に埼玉で記録されています。マツ類に付いて、幼虫・成虫ともその
新芽・球果 （マツカサ）・種子等から吸汁していると。樹上生活なのに、スイセン （近く
にクロマツが何本も） の花で見付けられたのはラッキーでした。研究者で標本を持た
ない方も、未だ多いとかー。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
イラガの繭 卵形で１２mmほど、固くて表面に白黒の不規則な模様があり葉のない時期にとても目立ちま
す。６〜９月に出た成虫が産んだ卵から孵化した幼虫 （イラムシとも言う） が前蛹で越冬す
る為、カキ・サクラ等の枝に作った謂わばシェルター。蛾の幼虫 （毛虫） の一部に有毒のも
のが見られ、この幼虫では触れた瞬間に強い痛みを覚えると。他にチャドクガ等。
ナガコガネグモの卵のう クモの卵は、卵のうと呼ばれる保育器の中へ産みつけられています。１匹の♀
は、８月中旬〜１０月下旬に掛けて３〜６個の西洋ナシ型の卵のうを作り、中の９００程度の
卵は秋の内に孵化し・そのまま越冬、１回目の脱皮後・６月頃に子グモが出てきます。この卵
のうは雨が当たらない葉蔭に在って、廻りの葉や枝とを固定した多くの茶色の糸に囲まれて
いました。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
