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３月　夏羽になった冬鳥と春を告げる野鳥たち

サクラが満開となる4月です。葛西に越冬しに来た冬鳥たちは、次々と
北へ帰って行きます。既に数は減っていますが、夏羽になっている個
体も多く、冬の時とはまったく違う装いの冬鳥達に会える最後のチャ
ンスです。じっくりと観察してみましょう。また、春を告げる鳥たち
の囀りが大きくなってきます。春の訪れを野鳥達を通して楽しみまし
ょう。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

コメント

カンムリカイツブリ
　葛西の名物となっているカンムリカイツブリの大群。今冬は少なめでしたが国内で
　最大級の越冬地であることは変わりません。かつては8000羽を超える記録もありま
　したが、近年は2000羽程でしょうか。夏羽を見るとカンムリカイツブリの名前は納
得だと思います。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ハジロカイツブリ
　ハジロカイツブリも多くの個体が葛西で越冬します。冬の間はとても地味な鳥ですが、夏羽は
　まったく違う鳥かと思う程、黒と黄色の装いのおしゃれな装いとなります。目が赤いのは冬羽
も同じです。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ヒバリ
　春告鳥の代表のヒバリは、葛西で一年中見られる留鳥です。冬の間はビュル、ビュ
　ルという地味な声で鳴くだけなので、以外のその存在感がありません。春、ヒバリ
が空高く舞い上がり囀る様子はいいものです。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ウグイス
　ヒバリと同様、とても地味な鳥ですが、その囀りは天下一品です。春先はホーホケ
　キョとうまく鳴けず中途半端な、囀りを聴くことがあります。春の訪れを強く感じ
る一時です。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・