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昆虫・クモ
写真をクリックすると大きくなります。
５月 臨海公園で撮りました。
今月は３月とはうって変わって、暖かさに誘われて種も数も大幅に増えました。でも蝶は動きが早いし・
幼虫の比率が高く＝同定が難しい、悩みが消えませんでした。４枚の写真はどれも臨海公園で、うち１
は上の池北側・２はトンボ池・３と４は芦ヶ池北側のノイバラ周辺で撮りました。・・・・・・・・・・・・・・・・・・
コメント
１）アオモンイトトンボ 未熟♀
汎世界的に分布していますが、日本では岩手県以南の平地・特に海岸に近い水域で見られます。良く似たアジアイトトンボ♀
は、腹部の黒条が第１節から始まる（＝全部を覆う）ので区別が容易です。本種とコシアキトンボは、水質汚染に強い代表種
とか。 なおトンボの観察には、春と秋は１０時頃から１４時頃、盛夏時は１６時以降から日没前後までが◎です。・・・・・・
２）ヒメアメンボ
水の表面で大半を過ごす昆虫は、アメンボ類のみ。足先の細かい毛と分泌される油＋軽い体で浮き、最も長い中足が推進力
・後足は舵で・短く強力な前足は溺れた昆虫等を捕えるのが役割です。やや大型のアメンボと・小さなヒメアメンボは、日本で
の普通種。でもこれはアメンボと違い、交尾が短時間で・水面から好く飛び立つので、動きでも区別が出来ます。・・・
３）アシナガコガネ
体長５〜９ｍｍ、本州以南の平地で５〜９月に出現し、覆われた微毛の色彩は微妙な変異があり、後脚の長いのが特徴。
幼虫は植物の根を・成虫はノイバラ等の蜜や花粉を食べます。カブトムシをも含むこのコガネムシ上科は、触角の先端３〜
７節が内側に発達した片状節を扇子のように開閉させ、その節に密集した感覚器官で異性や食べ物を探しています。・・・
４）オナジマイマイ
陸貝のうち、大雑把には殻がないとナメクジ・在るとカタツムリとかデンデンムシ、でも分類上・後者はマイマイと。このマイ
マイは径１．８ｃｍ程度で、巻き始めが黄色か白のコハクオナジマイマイ等同様・広い分布域を持ち、畑地や都会でも見ら
れます。でもマイマイは移動能力が小さい為・地域ごとに種分化がおこり易く、日本に７００種位居ると言われています。
