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野鳥

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９月　渡りのシギ・チドリ

シギ・チドリの渡りのシーズンです。葛西臨海公園・海浜公園で観察
できるシギチはほとんどが渡り鳥です。去年1年間の記録では、シギ
が24種類、チドリが7種類観察されています。そのうちシギ19種類、
チドリ4種類が東京都区部の絶滅危惧種に指定されています。海・
池や干潟・湿地があり、餌が豊富な当地は、渡りのシギチの絶好の
休息・繁殖・越冬地となっています。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
9月中に臨海公園・海浜公園で見られたシギチ4種をご紹介します。
キョウジョシギ、チュウシャクシギ、コチドリは東京都区部絶滅危惧
�U類に指定されています。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
（写真は会員に提供していただきました）

コメント

トウネン（当年）　　スズメよりちょっと大きいくらいで、日本で見られるシギの中では最小です。
　　　　　　小さいので「今年生まれたもの」を意味する「当年」が名前の由来になったそうです。
　

キョウジョシギ（京女鷸）　　地味な姿が多いシギの仲間の中では派手な模様ですね。このよく
　　　　　　目立つつまだら模様を京都の女性の着物に例えて和名がつけられました。嘴で石を
　　　　　　ひっくり返し隠れていた虫をついばむ姿が干潟で良く見られます。そのため英名では　
Ruddy Turnstone　となっています。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


チュウシャクシギ（中杓鴫）　　嘴の長さの違いでダイシャク・チュウシャク・コシャクの３種がい
　　　　　　ますが、これは真ん中のチュウシャクシギです。ダイシャクシギと共に良く見られます
が、コシャクシギは極めて稀な種で、葛西での記録はまだ有りません。・・・


コチドリ（小千鳥）　　全長１６ｃｍ、チドリの仲間では小さい方なので「小千鳥」の和名が付いた
　　　　　　のでしょう。目の回りの黄色いリング、首の黒い輪が目立ちますね。良く見ていると、
まさに千鳥足でミミズや昆虫をついばんでいます。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

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